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「タピオカ氷」、梅雨のあい間の小さな晴れ間

  • 執筆者の写真: ぶーんタン
    ぶーんタン
  • 6月17日
  • 読了時間: 2分

こんにちは。果ん露のお運び係とレジ打ち担当、ぶーんタンです。最近、店の外はなんだか空気が重たいですね。しとしと雨に、もわっとした空気、時おり晴れるけど湿気は置き去り……。

でもね。新しくお届けするふたつの「タピオカ氷」は、まるで雲間から差す光みたいだったんです。ちょっとだけ、ぼくの視点でご紹介させてくださいませ。



第一章:タピオカミルクティー氷

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雨音を聴きながら、そっと差し出される一杯。紅茶の香りが、ふっと鼻先を抜けていくその瞬間、まるで部屋の窓を開けて、新しい風を迎えたみたいな気持ちに。

ふわふわの氷は、紅茶の味わいをまとっていて、もちもち大粒タピオカとミルクのやさしいエスプーマとのバランスも軽やか。甘さは控えめ、でも印象はやわらかく、あとを引く。

追いミルクティーをかければ、まるで“二煎目の紅茶”のように、深みが増すけれど、重くならない。

(ぼく? 「……あ、心がほどけた」って、素でつぶやきました。)



第二章:タピオカ黒糖ミルク氷

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黒糖、と聞いて「どっしり甘い」を想像したあなたにこそ、すすめたい。この子は違うんです。艶やか、なのに軽やか。深みがあるのに、するりと抜けていくような後味。

ミルク氷のやわらかさに、香り高い黒蜜がふんわり重なり、黒糖シロップに漬け込んだ大粒タピオカと生クリームが寄り添って……でも決して、まとわりつかない。

「ねえ、湿気なんか、忘れてみない?」そう語りかけてくるみたいで、ぼく、うっかり見とれました。

追い黒蜜をたらり、と。そこからまた、景色が変わる。一瞬、曇り空の向こうに、光が差した気がしました。

(ぼく? つい深呼吸しちゃって「にゃーっ」ってなりました。)



🐾ぶーんタンのひとりごと


どちらも「タピオカ氷」、されど趣は対照的。ひとつは、やさしい風。もうひとつは、艶やかな光。

どちらも、梅雨のもやもやを吹き飛ばしてくれる、果ん露の“晴れ間の甘味”。

ぼく、出窓の風鈴がなるたびに、ちょっと心が晴れております。あなたにも、届きますように。にゃっ。


※ぶーんタンは、果ん露の“お運び係”兼“季節の味わい観察係”です。梅雨の間もきまぐれに稼働中です。

 
 
 

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