おしぼりとお茶の話
- ぶーんタン

- 11月7日
- 読了時間: 2分
果ん露では、おしぼりとお茶をとても大切にしている。どちらも「いらっしゃい」と「おつかれさま」を伝える道具だからだ。
おしぼりは、上等なやつを使ってる。肌ざわりがふっくらしていて、香りもやさしい。(柚子のアロマオイルをウォーマーの中に入れてるよ)
洗いは専門の業者さんに頼んでいるから、清潔そのもの。
寒い季節には、食後にもう一度、あたたかいおしぼりをお出しする。「手だけじゃなく、心まで温めてください」って気持ちを込めてね。
でも中には、遠慮して使わない人もいる。
「もったいない」と思ってくれてるのか、「使い回しじゃないの?」と心配してるのかもしれない。そこは安心してほしい。漂白も殺菌もバッチリ、プロの仕上げだ。
それに、使ってもらえると私たちもうれしい。
「気持ちよかったよ」と手を拭う姿を見ると、それだけで報われるんだ。
そしてお茶。
これも実は、ちょっとした自慢の一品でね。
ふるさと万年茶。香ばしくて、ほっとする味わいだ。
だけど、残されると正直ちょっと切ない。
お茶はね、飲む人と淹れる人の呼吸が合って、初めて完成するんだ。
一口でも、飲んでもらえたらうれしい。
果ん露は、贅沢を競う場所じゃない。
手のぬくもりとか、湯気の立つ時間とか、そういう“人間らしいあたたかさ”を分け合う場所でありたい。
──ちなみに僕は、おしぼりがあったかいと、つい顔まで拭いちゃう。あれ、最高に気持ちいいんだよな。(お行儀は悪いけど、まぁオヤジの特権ってことで。)
今日も、果ん露のおしぼりに顔をうずめます。ムフーン ぶーんタンより





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